オリンピックボランティアの歴史を紐解くと、第十四回(1948年)ロンドンオリンピックから、オリンピックで一般のボランティアの募集が始まりました。
1996年アトランタ五輪までのボランティアは、基本的に開催国の国籍を持つ人々の参加。
2000年のシドニー五輪からは外国人ボランティアの参加も始まりました。
2004年アテネ五輪になると遠隔で面談を行った外国人ボランティアの募集を行う様になり、1/4の1万2千人以上が開催国ギリシャ以外からの参加でした。
ボランティア参加国も188ヶ国と国際色豊かな面々が集った事になります。
それまで、夏冬同年開催であったものが、1994年リレハンメル大会以降は夏季オリンピックの間に冬季オリンピックが行われるようになりました。
2年に一度夏季、若しくは冬季のオリンピックが行われるという現在の形の誕生です。
冬季オリンピックの特徴としては、基本的に雪の降る地域、寒冷地でないとできないスポーツというところが特徴的だと思います。
ボブスレーコースなどの様に、高額な設備投資も必要な競技が多く、夏季五輪の様にどこでも開催が可能というわけではありません。
それにより。夏季に比べて参加国も少なくなります。
第1回(1924年)冬季オリンピックの参加国ははわずか16ヶ国でしたが、第11回(1972年)の札幌オリンピックでは35ヶ国に増え、第18回(1998年)の長野オリンピックではその倍以上の72ヶ国となり、第20回(2006年)オリンピックでは80ヶ国を超えました。
2014年ソチでは、冬季オリンピック史上最高の88ヶ国、3000名弱の参加がありました。
パラリンピックの参加国となると、さらに数は減ってしまい、長野オリンピック(1998年)では32ヶ国の参加。
ソチパラリンピックでは45ヶ国500名強の参加でした。
この様な実情から、ボランティアの数もオリンピックとパラリンピックでは登録者数が大きく違い、近年の大会では、夏季オリンピックでは7万人以上、冬季オリンピックは2~3万人程度となっています。
長野(1998年)オリンピックでは、運営人員2万2千人、文化プログラム人員1万4千人の計3万6千人がボランティアとして活躍しました。
第23回(1984年) ロサンゼルス | 2万8千人 |
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第28回(2004年) アテネ | 4万5千人 |
第30回(2012年) ロンドン | 7万人 |
第32回(2020年) 東京 | 8万人(予定) |
オリンピックボランティアへの参加人数は大会毎に増えています。
ロサンゼルスオリンピック(1984年)では2万8千人だったボランティアの人員は、アテネオリンピック(2004年)では4万5千人になり、ロンドンオリンピック(2012年)と倍以上となっています。
今では、オリンピックボランティアは五輪には欠かせない存在と言えるのではないでしょうか。
ロンドン(2012年)オリンピックの選手としての出場者数は約1万人と言う事ですので、8万人という人数は切っても切り離せない理由が分かります。
オリンピックボランティア発祥の地でもあるロンドンで、2012年に行われたオリンピックではボランティアの方は、「ゲームズメーカー」と呼ばれ大会を作り作っていくという位置づけで、重要なポジションとして認識され、成功をお収めるための鍵と考えられています。
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